英語をビジネスに活かしたい!英語力を活かせる仕事と必要なレベルとは
今、世界の人口はおよそ77億人。そのうち、母国語、外国語の両方を含め英語を話す人の数は17億人と言われています。
世界中でおよそ20%を超える人々が英語を使えることになります。
世界情勢の改善に取り組むことを目的とした国際機関「世界経済フォーラム(World Economic Forum)」が公開(2016年)した「世界の言語TOP10(Power Language Index ranking)」でも、英語はランキング1位。
英語が使えることは、世界中の人とコミュニケーションをとることができ、自身の活躍の場を広くすることができるのです。
ビジネスで英語を使う。何をする?どう学ぶ?
まずは自分の英語のレベルと、これから必要になる英語のレベルを知ることが必要でしょう。
ビジネスで英語を使う際に、知っておきたいのは「文法の基礎」と「ビジネスの定番表現」です。
まずはそこができているかを確認。
そこができていれば、さらなるレベルアップのために、実際に使いながら学ぶ形で高めていきましょう。
英語力は「学ぶ」と「使う」を両方進めることで実践で使える英語力をつけることができます。
また、ビジネスでは、定番の表現があります。
日本語でも、日常会話で家族や友人と話している言葉と、ビジネスでの話し方は違います。
英語でも、ビジネスで使われる定番の表現や、ビジネスでよく使われるフレーズがあります。
それらを知っているだけで、英語でビジネスをスムーズに進めていくことができ、ビジネスの効率があがります。
ビジネスで使う場合に必要とされる英語レベル
日常生活の中ではなく、仕事をする中でコミュニケーションが十分に取れ、業務を進めるうえで必要最低限のことが自力でできるレベルが必要です。
目安として、英語力が求められる企業で働く場合、TOEICなら最低でも600点は欲しいところ。
メールなどでゆっくり時間をかけてやり取りするだけなら可能かもしれませんが、会議や交渉を英語で参加するケースを考えると物足りません。
英語でディスカッションできるレベルを考えた場合は、TOEICで900点以上、それよりも上のレベルが必要になります。
ただしこれも、TOEICを目安にした場合です。
重要なのは、理解と伝達のスピードです。
相手の言いたいことを何かを調べずにその場で理解でき、たとえ文法が間違っていたとしても自分の言いたい意見をすぐに言うことができれば、ビジネスで通用します。
文法の基礎とビジネスの定番表現を理解したら、聞き取りとボキャブラリーにも目を向け、レベルをあげましょう。
また、必要とされる英語のレベルはビジネスにもよります。
例えば、世界を相手に専門的な機械を売る営業マンでは、専門性に直結する用語や表現が必要となりますが、ツアーコンダクターや留学生のお手伝いなどでは、それほど専門用語も多くありません。
ただし、急病や事故、事件の際には、状況を聞いて伝えることのできるボキャブラリーとそれを引き出せるスピードが必要になります。
英語を活かすビジネスによって必要なレベルや分野は異なります。
高めの土台を固め、その上にビジネス、特に活躍したい分野で必要な専門用語や表現を習得している必要があります。
英語を活かせるビジネスとは?
英語力を使ったビジネスには大きく分けて2種類あるといえます。
英語を教えるビジネスと、英語を手段として使うビジネスです。
①教えるビジネス
英語を教えるビジネスでは、英語力そのものが目的になります。
読む・書く・話す・聞く力をつけ、理解できる力をつけさせることが目的です。
教室などの英語教育の他にも、教材の作成・出版、また教える方法をつくることなどがあります。
英語力を身に付けたい、英語を使いたいと思う人がいるからこそ、英語学習がビジネスになります。
ビジネスの上では、教えることで終わりますが、学ぶ人の多くは英語を学んだ後、目的を達成した後は手段として使うことになります。
②手段として使うビジネス
英語を手段として使うビジネスは、英語力自体を身に付ける、アップさせることが目的ではなく、英語を使って何かを達成することが目的です。
例えば、英語通訳であれば、英語を使って異なる言語を使う人同士の意思疎通を手伝います。
他にも、英文ライターでは、海外の人へ発信する記事や、スピーチ原稿の作成など、英語力を活かして高度な文章作成をします。
様々な国の人々に届き、その人たちの思考や行動に影響与えていく可能性があります。
会社員でも、英語を使うことができれば、商品やサービスを買いつける、売る範囲が広がります。
英語を手段として使いこなすビジネスは、日本人と海外をつなげたり、海外の人を相手にするビジネスといえます。
英語力という力を持っていることで、活動の範囲を広がるビジネスです。
高い英語力を身に付けるメリット
英語ができなくてもできる仕事は多くあります。
そこに英語力があると、さらに対象のレベルをあげたり、ビジネスの範囲を広げることができるようになります。
英語を使えることは、仕事の選択の範囲も広がり、また、仕事をしていくうえで対象の範囲を広げていくことができるのです。
英語力は、英語力が求められる職業や外資系企業、グローバル企業だけで必要なわけではありません。
近年のグローバル化により、外資系企業、グローバル企業に限らず中小企業でも、広い活躍が期待できる優秀な人材が求められています。
たとえ一人で起業したとしても、グローバルに活躍できることに越したことはありません。
高い英語力があることで、自分の仕事の価値、ひいては自分自身の価値を高めることにもつなげることができます。
英語を活かしてプロモーターとして活躍する
プロモーターとして活躍するには、英語が必須条件ではありません。
ただ、プロモータとして活動する場合にも、高い英語力があれば、活躍の場が広がります。
プロモーターとして、海外のヒトやモノを日本に持ち込むこともできます。
日本のヒトやモノを海外へ広めることもできます。
プロモーターの仕事を考えたとき、英語を使うことができないプロモーターが国内線専用の空港だとしたら、英語力のあるプロモーターは、グローバルに活躍する国際的なハブ空港として活躍できる未来が待っています。
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