新規事業構築は、レッドオーシャンでもなく、ブルーオーシャンでもなく、ブラック!
HOPE Innovation Lab 所長の白濱です。
ビジネスを進めていく上で「レッドオーシャン」「ブルーオーシャン」という言葉は有名です。
レッド・オーシャンとは、
血で血を洗う競争の激しい領域と言われていますが、ライバルの多い競争の激しい既存市場の事です。
一方
ブルー・オーシャンとは、
未開拓の、競合相手のいない領域と言われ、ライバルのいない競争のない市場です。
どちらに参画する方がいいか?というと、
体力のある大手企業の場合は、あえて市場の大きな「レッドオーシャン」で、ある種の差別化できるコンセプトを以て事業を行っていくこともありますが
個人事業主、これから起業するスモールビジネスの場合には、ライバルのいない「ブルーオーシャン」で事業を切り開いていく方が良いと言われています。
(参考:ブルー・オーシャン戦略_W・チャン・キム (著), レネ・モボルニュ(著))
しかし、もし競争のないブルーオーシャンを見つけて、商売を初めてもブルーオーシャンを求めてみんなが群がり、いずれはレッドオーシャンとなります。
インターネットによって情報の取得が容易になった今は、そのサイクルスピードはさらに早くなっています。
どうすればいいか?
レッドオーシャン(赤い海)、ブルーオーシャン(青い海)の二つだけを見るのではなく、その下には、ブラックオーシャン(深海)が広がっているという考え方があります。
ブラックオーシャン(深海)とは、
ライバルの参画してこない、レッドオーシャン(赤い海)、ブルーオーシャン(青い海)どちらの利益も取りにいける市場です。
プラットフォーマーになるという考え方です。
例えば、「 楽天市場」であれば、各店舗はライバルとの競争状態にありますが、出店料を得て、出店する場を提供する楽天は、浮き沈みは少なくなります。
他にも、認定トレーナーのような資格を発行している協会ビジネスや
カルピスの原液のように購入者が好きにアレンジできるような、ビジネスソースを販売している会社も、浮き沈みは少なくなります。
スモールビジネスの成功のルートは
ブルーオーシャンからスピードを以てビジネスをカタチ成し、ブラックオーシャンまで潜る。
これが、息の長いビジネスを行う秘訣となります(^_-)
大きな市場でなく、小さなローカルビジネスであっても、ブラックオーシャンに潜る方法は如何様にでもあります。長く続いている地元企業のモデルを調べてみても、新しい気付きがありますよ。
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